月例で行っている読書会で、中上健次の『岬』と『枯木灘』を取り上げた。久し振りに再読して、初めて彼の小説に出会った頃の感動を思い出した。『岬』が第七四回の芥川賞を受賞したのは昭和五一年(1976)。戦後生まれで初の芥川賞受賞と話題になった。 『岬』…
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